- 自己分析って具体的にはどうやれば良いの?
- 自己分析してるけど、結局転職活動でどう活かすの?
- そもそもなんで自己分析ってしないといけないの?
こんなお悩みにお答えします。
本記事の構成
- なぜ転職活動で自己分析をすべきなのか
- 転職のための自己分析の方法【前職について深掘り】
- 転職につながる自己分析をするコツ3点
この記事でご紹介する「転職成功のための自己分析」を実践すれば、転職初心者の方でも簡単に自己分析ができます。また自己PRや面接対策などスムーズに行うことができますよ。
なぜ転職活動で自己分析をすべきなのか
理由は2つ。
- 自分の価値観、転職の軸を決める
- 書類選考・面接対策
それぞれ解説しますね。
自分の価値観、転職の軸を決める
転職で企業選びを失敗する理由は、転職の目的を明確化していないことです。
そんなの当たり前じゃん?なんで決めないの?
と皆さん思うかもしれないですね。では質問です。
あなたは転職を通して何を達成したいのですか?また達成したい理由は何ですか?
答えることができましたか?ちなみに僕は転職活動中、この質問に答えることができませんでした。
そして僕が面接官をしていた頃、はっきり答えることができたのは10人に1人いるくらいの割合でした。
当たり前のことかもですが、一番大事なのできちんと考えて回答できるようにしましょう。
書類選考・面接対策
ちなみに、書類選考や面接で面接官が知りたいことはなんだと思いますか?
それは「応募者(あなた)と企業のマッチング度」です。要するに価値観と希望条件が一致するかどうかです。
そのために企業側があなたのことを知りたいわけです。
しかしそれを説明する応募者側が何も説明できないのは、お互い時間を無駄に浪費してしまいますよね?なので自己分析を行い、自分の価値観や希望条件を深掘りする必要があるということです。
転職のための自己分析の方法【前職について深掘り】
やることは単純です。
前職について"徹底的に"深掘りする
これだけでOKです。
補足:時間があるなら価値観マップなど作ってOK
普通は、価値観マップや自分史を作るなどして徹底するかと思います。…が、これだと転職以外のことも深掘りするので時間がかかりすぎちゃいます。
なので深掘りするのは前職についてだけでOKです。
前職に関する質問を深掘りする
具体的な質問は下記の感じ。
- 前職の不満点は?逆に良かった点は?(給料、休暇制度、残業時間など)
- なぜ前職で働こうと思ったのか?
- どの業務が得意・苦手だった?
- 前職で何を達成したかったのか?キャリアビジョンは?
面接時に聞かれるような質問を徹底的に深掘りするだけ。
例:「前職の不満点」という質問を深掘りする場合
- 前職の不満点は?
→残業時間は長く、有給は取得しづらかったこと。 - なぜ、残業時間が長いことが不満だったの?
→もっとプライベートの時間を充実させたかったから。 - なぜ、プライペートの時間が欲しいの?
→もっと読書をして知的資産を増やしたい。
少し掘っただけで「ワークライフバランスを重視したい」ということ、同時にその価値観を大事にしたい理由もわかりましたよね。
もっと質問を増やしていくと「収入を増やしたい」「裁量権のあるポジションに就きたい」など、自分の転職の希望条件が浮かび上がり、転職の目的や軸・今の自分の価値観が見えてくるはずです。
Why what howを10回以上は続けて深掘りする
先ほどの例だと「ワークライフバランス重視」という結果は出ましたが、面接官はその事実・結果を知りたいのではありません。
面接官が知りたいのは「結果」ではなく「過程」
結果だけ伝えても、ただの報告で何も感じません。結果を生み出した過程で何を想い、どう行動したのかを知りたいのです。
大事なことなのでもう一度書きます。
面接官が知りたいのは「結果」ではなく「過程」
もっと具体的に自己分析したい場合
自己分析はやり始めるとキリがないですが、徹底的に自分を見つめ直したい方は以下の本が参考になるかと。
"メモで自分を知る"というのが著者の意見で、本書に「自分を知るための【自己分析1000問】」というものもあります。自分の歴史も振り返りつつ将来どうしていきたいのかも見つめ直すことだできるので、本格的に自己分析したいのであれば読んでおくべき。
転職につながる自己分析をするコツ3点
意識すべきポイントは以下の3点です。
- 5つの価値観を知る
- 自分の強みを見つける
- 希望条件の優先順位を決める
自己分析していると、「あれ、結局は自己分析で何を見つければいいんだろう?」ってなりませんか?深掘りしすぎるとゴール地点が分からなくて迷路になりますよね(笑)
実際僕も同じことになったので、そうならないようコツをご紹介していきますね。
5つの価値観を知る
実際に企業選びの基準となる価値観です。大きく分けると、下記の通り。
- その①:お金(給与制度、ボーナス、福利厚生などの待遇面)
- その②:時間(年間休日、休暇制度、残業時間、通勤時間、休日出勤の有無)
- その③:人間関係(社風、働いている人の年齢や男女比・職場の人数・仕事内容)
- その④:やりがい(仕事内容・総合職か一般職・職種・社風)
- その⑤:影響力(ポジション、企業規模、評価制度、転勤有無など)
上記を意識してみると企業選びの際にミスマッチを防ぎやすいかなと思います。
例えば「①お金の価値観」の場合
- 最低限生活できる給料で良い
- 安定より結果を出して高い給料・ボーナスが欲しい
- 資格取得補助代など、制度が充実した環境で働きたい
みたいに様々あるので、それぞれの価値観を自己分析を通して見つけてください。
自分の強みを見つける
理由は、単純に企業にアピールできるものを探すためです。企業はあなたにどんな強みがあるのか、どんな価値を生み出してくれるのかを知りたいので。自分の強みとそれに紐付く過去の経験を説明できるまで深掘りしましょう。
希望条件の優先順位を決める
少し厳しいことを言うかもですが、転職で全ての希望条件が当てはまる会社はほぼゼロです…
人間関係と同じですが、深い仲の友人がいても全て完璧で文句ひとつない人なんていますか?おそらくいないかと思います。
会社も同じ。全く不満がないことなんてないし、完璧に条件が当てはまることなんてないです。
なので希望条件の優先順位を決めて当てはまる会社を選んでいきましょう。もし分からないのであれば、前職で1番不満だった点が改善される条件で良いかと思います。
まとめ:転職のための自己分析は”前職について”深掘りする
本日のまとめです。本記事では転職の自己分析について、また分析のコツ3点をご紹介しました。
転職成功する自己分析のコツ3点
- 5つの価値観を知る
- 自分の強みを見つける
- 絶対条件を1点だけ決める
自己分析をしっかりしておけば、書類選考・面接対策はもちろん、転職の軸をしっかり明確化することができます。
また、転職の軸を決めておけば、希望通りの企業を迷わず目指すことができます。
転職成功するために、自己分析はしっかりやっておきましょう。
まだ転職サイト・エージェントを登録していない方限定
転職活動は大変ですが、動かないと何も環境を変えれませんので、少しずつ動いていきましょう。下記のリンクからおすすめの転職サイト・エージェントの紹介をしていますので、こちらからサイト登録をどうぞ。
>おすすめの転職サイト・エージェントの紹介記事へ進む