転職先が決まったけど、退職前に何をしておけば良いのか分からない。引継ぎとか書類準備とかって何が必要?
こんなお悩みにお答えします。
本記事の構成
- 退職の手続きとは具体的に何をするのか
- 退職までの具体的なステップ
- 退職手続き時に注意すべきポイント
転職活動が終わって一息つきたい頃ですが、退職前の引継ぎ資料や書類準備など何をすれば良いのか、不安で気持ちが落ち着かないですよね?
なので、実際に僕が転職後に何をしたかを共有しようかと思います。
本記事を読むことで、以下が解決できます。
- 退職後、必要な手続きを把握できる
- 前職を辞める前の引継ぎ業務を簡単にまとまる
- 周りの声を気にせず、ラクに円満退職できる
本記事では1年で2度転職後、超ホワイトなWEB系企業に転職した僕が解説していきます。
退職の手続きとは実際に何をするのか
大きく分けると2点です。
- 退職前の後始末をする:挨拶周りや引継ぎなど
- 退職後の準備をする:源泉徴収書などの手配
正直これだけです。
手続きと言っていますが、面倒くさい事務仕事があるわけではないので、そこは心配しなくてOKです。
お世話になった会社への礼儀は大事
退職する社員なんて、さっさと居なくなってくれた方が良いから挨拶も適当でいいや
って思う方はあまりいないかと思いますが、お礼はきちんとすべきです。
どれだけ嫌な会社であったとしても働く場所を提供してくれた部分に関しては、礼をすることは雇われた側の社会人としての責任ではないかと思います。
それに意外な縁で結ばれていることもありますし、"退職したから終わりでなく、ここから始まる"という意識があると良いかもですね。
退職までの具体的なステップ
退職までに行うことは以下の通り。
- 退職の申し出
- 引継ぎの段取り
- 書類関連
一つ一つ解説していきますね。
退職の申し出
転職先が決まったら、すぐに上司に相談して退職までにすべきことを確認しましょう。
会社の就業規則にもよるかと思いますが、大体1〜2ヶ月前に伝えるのが義務の会社が多いはず。
法律では2週間前に退職手続きをしてもよいですが、早めに言っておいた方が会社側への引継ぎや人員補充もしやすいので、余計な衝突は防ぎやすいです。
引継ぎの段取り
やることはシンプルです。
- 1週間の業務内容(緊急度ごとのタスク内容など)
- クライアントの情報(担当者名、打ち合わせ内容など)
上記をドキュメント化しておく。たとえば、〇〇事業の作業担当をしていた場合
・広告画像の差し替え
→配信して1週間後、新規バナーに差し替え
→新規バナーの効果(CVRなど)悪い場合、入札設定を変更して再投稿など
こんな感じ。
相手に伝わる資料に仕上げていきましょう。
引継ぎする相手に実際にドキュメントを読みながら業務をしてもらい、わかりにくい部分を掘り下げてもらうと再度ドキュメントを修正できるため、退職後に再度説明する手間はなくなります。
書類関連
退職時にもらうべき書類は以下の通り。
- 退職証明書
- 源泉徴収書
- 雇用保険被保険者証
- 離職票
- 健康保険資格喪失証明書
こんな感じ。
退職後は転職先に渡すべきものがいくつかあるため、必要書類を把握して早めに事務の方へ依頼しておくと後々ラクです。
正直面倒ですが、退職後に辞めた会社へ書類をもらいに行く方が100倍面倒なので、退職を申し出たタイミングにすぐ依頼すべきですね。
退職手続き時に注意すべきポイント
注意すべきは1点のみ。
退職先とできるだけ円満に退職する
これだけです。理由は、単純に心残りなく次の会社で働けるから。
前職で最後にトラブルを抱えて退職すると、その後関係性はないかもですが、モヤモヤを抱えたまま解決できずに次の会社で働くことになります。
それはあなたにとっても前職にとっても気持ちよく働きづらくなるので、できるだけ円満に退職できるのがベストかなと思います。
具体的に何に注意すれば良いのか
注意点は以下の通り。
- その①:転職先が確定次第、すぐに退職の旨を伝える
- その②:引継ぎ資料はしっかりと作成する
- その③:クライアント先には「2週間前」「最終勤務時」に挨拶する
- その④:書類関連は早めに経理・事務側に作成依頼をする
- その⑤:お世話になった上司、中間管理職、社長には最後に挨拶する
一つ一つ解説していきます。
その①:転職先が確定次第、すぐに退職の旨を伝える
あなたが退職する場合、少なからず会社にも負担はかかるため、早めに伝えるべき。
どうしてもすぐに辞めないといけない場合は、最悪退職する2週間前でも法律上可能ではあるので、それでもOKです。
その②:引継ぎ資料はしっかりと作成する
引継ぎ資料に関しては、以下の項目を含めて作成すると解りやすいです。
- 業務内容
- 各顧客情報
- 1日のスケジュール
- 業務における注意点
- 使用するツールの情報(ID, パスワードなど)
こんな感じ。
他の細かい部分は引き継ぐ相手と直接指導しつつ、一人で業務をこなせるようにアドバイスすればじきに慣れてくるはずです。
その③:クライアント先には「2週間前」「最終勤務時」に挨拶する
理由は単純に”クライアント先への感謝”と”次の担当者へ引継ぎをする”ためです。
自分がクライアント先として、いきなり退職の連絡を受けても急すぎて相手は不安になりますよね。
なので今まで仕事をしてきたことへの感謝と今後の担当引継ぎなどはきちんと伝えましょう。
その④:書類関連は早めに経理・事務側に作成依頼をする
書類に関して、以下を用意してもらうように依頼しましょう。(※先ほども書きましたが、大事なので再度下記にまとめました。)
- 退職証明書
- 源泉徴収書
- 雇用保険被保険者証
- 離職票
- 健康保険資格喪失証明書
その⑤:お世話になった上司、中間管理職、社長には最後に挨拶する
正直これも当たり前かもですが、一番大事だなと思います。
尊敬する人もいれば死ぬほどむかついた上司もいるかもしれませんが、仕事を通じてつながった縁ですので、最後は気持ちよく挨拶して最後の出勤を締めましょう。
会社を辞めるからといって後ろめたい気持ちでいなくても意外と素直におつかれさまと言ってもらえますよ。
逆に文句を垂れて来た場合は、この会社を去れてよかったと思うだけですので。
まとめ
本日は以下の内容で解説しました。
- 退職の手続きとは具体的に何をするのか
- 退職までの具体的なステップ
- 退職手続き時に注意すべきポイント
退職後は何をすれば良いか分からないと不安ですが、やることが分かれば後は行動するだけです。ギリギリにやると後々面倒なので本記事を理解したらすぐにやっちゃいましょう。
最後に:退職は次に進むためのステップ、なのでネガティブに捉える必要なし
退職が決まったら「今の会社を辞めて他の人に迷惑をかけて申し訳ないな。。。」みたいなことを考えてしまいますよね。
僕個人としては、そこまで気にしなくても良いかなって思います。
日本人の価値観的に「ずっと同じことを継続するのが美徳」みたいな感じでありがちですが、ムリに続ける必要はないかなって思っており、また別のチャレンジすれば良いかなって感じ。
辞めること=新しい挑戦です
例えば野球みたいに投げるのが苦手なのにずっとピッチャーの練習をしても大変なのと同じで、サッカーで足を使うスポーツに路線変更しても全然ありなはず。
転職も同じで一つの会社にこだわらず、いろんな会社で働くことは新しい挑戦なので、ポジティブに考えて良いと思います。
辞めること=新しい挑戦(ポジティブ思考)です。
では本日は以上となります。
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